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品質管理 & 焼鈍の匠
高品質と安全に つながる高い志
高品質と安全に
つながる高い志

梶本 忠弘
品質リーダー

「これが欲しかった!」

1988年に中西金属工業に入社し、職人歴は32年。天満製鈑に来てからは20年になります。現在は品質技術、焼鈍の進行管理全体を見る役割を担っています。

天満製鈑の鋼材は、複数の工程を経て完成します。些細な確認ミスが鋼材をすべてダメにしてしまうこともあり、集中力が必要な仕事。提供する一つひとつの鋼材の品質が、我々の信頼を作っているので、粗悪なものをお出しすることがないよう、みんなで細心の注意を払っています。職人ごとに担当工程がはっきり分かれている仕事ではありますが、「これをやっておきました」と先回りして動いてくれるメンバーも多い。チームで動く考え方が浸透していてうれしくなります。

技術はOJTで教えられますが、手を抜かずに誠心誠意、仕事に向き合うマインドは、職人たちの個性に依るところも大きいです。天満製鈑には、設計士さんに「これが欲しかった!」と思ってもらいたい、その一心で働くメンバーが多い。設計士さんからの評価は営業を通じてもらいますが、「品質の良さを褒められました」と言われるときが何よりもうれしいです。

品質重視が、選ばれる存在になる

私が入社した頃より、品質や安全面への意識は格段に高くなっています。品質は、納期や効率に相反することが多く、「早く安く作る」ことを求めがちです。でも、品質重視が長期的にお客様から選ばれる存在になると信じてやってきた。若手の育成においても、「この作業は、安全のために欠かせない」「ここで間違えると、品質にこんな影響が出てしまう」と丁寧に説明を重ねています。それが、今の天満製鈑を支えていると思います。

働き方に関しても、長く続けられる環境づくりのために、福利厚生を充実させてきました。残業時間は月平均10~15時間で、休日もしっかりとれます。食堂のメニューも社員の健康を考えたメニューになっていますし、ワークライフバランスがとれた職場だと思いま
す。

4つの柱を高水準で

2021年から稼働している神戸工場は、場内の移動が効率的になるよう、工程の流れに沿った設備配置になっています。これまで生じていた、設備間でリフトを動かし鋼材を運搬する無駄な作業がなくなり、工場自体が広々となりました。怪我のない、より安全な職場になりますし、品質面でも鋼板の外観傷などがさらに改善されていくと思っています。

安全と品質、効率、そしてお客様に迷惑をかけない納期、4つの柱を高水準で成り立たせていきたい。これまで以上に小ロットの高品質な鋼板供給で、どんなご要望にもお応えし、社会の役に立てる存在でありたいです。

梶本 忠弘Tadahiro Kazimoto
品質管理 & 焼鈍の匠 / 品質リーダー