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圧延の匠
傷ひとつない 美しさを極める
傷ひとつない
美しさを極める

中野 義隆
チームリーダー

設計士が扱いやすい硬さへ

鉄板をお客様が求める板厚に仕上げる、圧延工程を担当しています。

天満製鈑の強みは、冷間ロール圧延によって出せる光沢と板厚精度。設計士が扱いやすい硬さへ、要件通りに作ることができます。例えば、板厚5㎜の鉄板を求められた場合、9㎜の鉄板を何度か圧延ロールに通し、交差を0.02~0.03ミリまで狭めて提供します。一般的に、商品を受け取った設計士は自分の理想の板厚に最終調整するため、表面を削ります。しかし、天満製鈑の商品は、要望の板厚から交差がほとんどないため、設計士の削る工程が不要になり、業務効率化とコスト削減につながります。これほどの板厚精度を誇るのは業界内でも珍しく、天満がお客様に選ばれる理由の一つになっていると思います。

仕上がりの美しさには妥協せず、完璧を求める

2009年に天満製鈑に入り、勤続11年以上。一貫して大事にしてきたのは、品質へのこだわりです。

天満製鈑が提供する鉄材は、表面に傷一つないキレイな状態でありたい。仕上がりの美しさには妥協せず、完璧を求めてきました。

私たちが扱うのは、国内の高炉メーカーで熱間されたさまざまな材質、板厚の“母材”です。もし、母材に傷がついていれば、その後の加工で美しい仕上がりにはなりません。母材を調達する営業担当と日々連携し、どんな材質を求めているのかこちらの思いも丁寧に伝えるようにしています。

期待に応えるための必要な手間

お客様に満足いただける仕上がりを追求すべく、すべての母材からゴミを取り除くよう、専用機械を通す提案もしてきました。工程が増えてしまうものの、お客様と信頼を築き、期待に応えるために必要な手間ではないか。その考えを取り入れてもらい、今では全工程の一つに加わっています。

鉄板の材質や厚み、幅は多岐にわたります。最終的にお客様に届ける商品に、歪みや厚みのバラつきがでないよう、求められる品質に近づける努力を続けていきます。

中野 義隆Yoshitaka Nakano
圧延の匠 / チームリーダー